Aレコードは、ドメイン名を IPv4 アドレスへ対応づける DNS レコードです。
example.com をどのサーバーへ向けるかを決めるときによく使われる、かなり基本的なレコードです。
Web サイトの引っ越しでは、新サーバーの IP アドレスへ向けるために Aレコード を更新するケースがよくあります。
特に、ネームサーバーは変えずに「今の DNS 管理先のまま、向き先だけ変える」場合は、この操作が中心になりやすいです。
まず押さえたいポイント
- ドメイン名と IPv4 アドレスを結びつける
- サーバー移転でよく更新する
- Web 以外の用途でも使われることがある
どんな場面で使うか
- 既存ドメインを新サーバーへ向けるとき
wwwなしのルートドメインを設定するとき- テスト用サブドメインを特定のサーバーへ向けるとき
どんなふうに理解するとよいか
Aレコードは「この名前で来た通信を、この IP アドレスのサーバーへ送るための設定」と考えると分かりやすいです。
ネームサーバーが DNS の管理先を示すのに対して、Aレコードはその中に入っている個別の設定です。
そのため、引っ越しのときは「ネームサーバーごと変えるのか」「Aレコードだけ変えるのか」を切り分けるのが大事です。
ここを理解しておくと、作業の難しさや影響範囲がかなり見えやすくなります。
押さえておきたい注意点
メール、API、サブドメインが別のレコードで管理されていることもあるため、Aレコードだけ見て作業を終えない方が安全です。
また、TTL によって反映タイミングが前後するので、切り替え直後は新旧どちらにもアクセスが来る前提で考えます。
実務で見るポイント
- 移転前に現在の Aレコード を控える
- 新サーバーの IP アドレスを確認してから変更する
- ルートドメインと
wwwで設定が分かれていないか確認する - 切り替え後もしばらく旧サーバーを止めない