ネームサーバーは、そのドメインの DNS 情報をどの事業者やサーバーが管理しているかを示す設定です。
ドメインを引いたときに、まず「このドメインの DNS 情報はどこを見に行けばよいか」を教える役割を持っています。
そのため、Web サイトの引っ越しでは Aレコード や CNAME を変える前に、そもそもどの DNS 事業者を使っているのかを確認する必要があります。
ネームサーバーを変えるのか、今のまま DNS レコードだけ変えるのかで、作業内容はかなり変わります。
まず押さえたいポイント
どんな場面で使うか
どんなふうに理解するとよいか
ネームサーバーは「住所そのもの」ではなく、「住所録をどこに置いてあるか」を示す設定だと考えると分かりやすいです。
Web サイトの実体が変わっていなくても、ネームサーバーを切り替えると DNS を参照する先が丸ごと変わります。
そのため、DNS レコードのコピー漏れがあると、Web だけでなくメールやサブドメインまで止まることがあります。
サーバー移転で失敗しやすいのは、まさにこの 管理先ごと切り替わる 点を軽く見てしまうケースです。
押さえておきたい注意点
ネームサーバーを切り替えるときは、切り替え先に必要な DNS レコードがすべて入っているかを先に確認する必要があります。
Web の Aレコード だけ用意して、メール用の MX や TXT を入れ忘れる事故はかなり起きやすいです。
また、レジストラを変えなくても、ネームサーバーだけ変更できるケースは多いです。
そのため、サーバー移転とドメイン移管を同じ作業だと思い込まないのも大事です。
実務で見るポイント
- 切り替え前に DNS レコードを棚卸しする
- Web だけでなくメールや検証用サブドメインも確認する
- レジストラ変更が不要なら、まずはネームサーバー変更だけで済むかを見る
- トラブル時に備えて現在の設定を控えておく