TTL は Time to Live の略で、DNS の情報をどれくらいの時間キャッシュしてよいかを示す値です。
DNS レコードを変更したときに、すぐ反映される場合もあれば、しばらく古い情報が見え続ける場合があるのは、この TTL が関係しています。
サーバー移転の前に TTL を短くしておく、という話を見かけることがありますが、これは切り替え後に古い情報が残り続ける時間を短くしやすくするためです。
ただし、TTL を変えた直後にすぐ切り替えても、すでにキャッシュされている分には古い TTL が効いていることがあります。
まず押さえたいポイント
- DNS キャッシュの保持時間を示す
- 短いほど変更反映は速くなりやすい
- 切り替え直前ではなく、前もって調整するのが基本
どんな場面で使うか
どんなふうに理解するとよいか
TTL は「DNS の情報をしばらく覚えておいてよい時間」と考えると分かりやすいです。
短くすると切り替え作業はしやすくなりますが、普段から極端に短くすると DNS への問い合わせが増えることもあります。
そのため、実務では普段は標準的な値にしておき、移転や切り替えの前だけ一時的に短くすることがよくあります。
何日前に変えるかは環境によりますが、余裕を持って事前に下げておく方が安全です。
押さえておきたい注意点
TTL を短くしたからといって、世界中の利用者が同時に一瞬で新サーバーへ切り替わるわけではありません。
キャッシュ、ブラウザ、プロバイダ側の事情もあるので、一定時間は新旧どちらにもアクセスが来る前提で考える必要があります。
また、メールや API、サブドメインまで含めて切り替えるなら、Web 以外のレコードの TTL も確認した方が安全です。
実務で見るポイント
- 切り替えの数日前に TTL を短くする
- 切り替え後もしばらくは旧サーバーを止めない
- Web だけでなくメール関連レコードも確認する
- TTL を変えた時刻と切り替え時刻を記録しておく